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三田台町
【みただいまち】


旧国名:武蔵

(近世~近代)江戸期~昭和42年の町名。昭和22年から芝(しば)を冠称。もとは三田村のうち。三田台上の高所にあり,1~2丁目があった。三田台上を縦断する街道(古代奥州路,中世は鎌倉街道)沿いに形成された町屋。町名は高い場所に位置することにちなむ。寛文2年町奉行・代官両支配となった。文政11年の総家数276軒,うち家持18・家主33・地借18・店借178(町方書上)。明治元年東京府に所属。同2年2丁目飛地が三田君塚町に合併。また同年三田台町1丁目続(つづき)赤坂一ツ木町代地を1丁目に合併。同5年さらに1丁目に武家地,浄土宗池宝山大増寺・同宗寂照山実相寺・同宗法呑山正泉寺・浄土真宗由良山荘厳寺・同宗宗月岬山正泉寺などの寺地を合併した。同5年の戸数187・人口755,物産は味噌・こうじ・傘・はけ(府志料)。明治11年芝区に所属。同41年の世帯数278・人口1,099。1丁目の済海寺は安政6年フランス使節公使館となった。昭和22年からは港区に所属。同27年三田台裏町を芝三田台町3丁目と改称して合併。同42年現行の高輪1丁目の一部,三田4丁目10・12・16番,8~9・11・13・17~18番の一部となった。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7064542