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城ケ島大橋
【じょうがしまおおはし】


三浦市晴海町(三浦半島先端)と三崎町城ケ島(城ケ島)を結ぶ海の架橋。昭和35年4月16日竣工。橋長575m,幅員11m,高さは満潮時の海面から21m。工法は当時の橋梁技術の先端を行く鋼床板箱桁式で13本の橋脚に支えられており,鋼材1,000t,セメント5,300tを使ったという。昭和32年4月27日起工され,工事の全容は記録映画化されている。橋の必要性は昭和11年の島内の大火や,近代漁業の発展に伴い三崎港が地形的に狭く漁港関連施設に乏しく,港の将来を対岸の城ケ島に求めようとしたことからである。大橋は工事費償還のため有料化されており,小型車100円,観光バス500円で開通当時と変わらない。年々観光橋としての性格が強くなっている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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