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部屋ノ井
【へやのい】


江戸期に見える井戸。鎌倉郡大町村傘町(現鎌倉市大町)にあった。「新編相模」は「傘町の北裏にあり,四方石にて作る」と記す。「玉舟和尚鎌倉記」に「ベヤノ井 本町ミダレ橋ノワキニアリ」とあるのも,この井戸を指しているのであろう。江戸初期にここを訪れた「金兼稿」の作者は,この井戸の名称は安らかにくつろぐ所の意味であろうといっている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7068907