藤原新田
【ふじわらしんでん】
旧国名:越後
(近世)江戸期~明治19年の新田名。蒲原郡のうち。刈谷田川が信濃川へ注ぐ地点に位置し,この両川によって造成された広い州島の末端。口伝によれば,文政年間弥彦村玉幸新田の庄屋某の開発という。尾崎村の枝郷。幕府領。村高は,「天保郷帳」35石余。元治元年尾崎村の小作人との出入があったが,和解(土田昭治家文書)。鎮守は金毘羅明神で,水防の神として祀られていたが,故あって蔵内村小林由次郎家へ遷り屋敷神となった。明治12年南蒲原郡に所属。同19年尾崎村に合併。
 | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7077648 |