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愛本新
【あいもとしん】


旧国名:越中

相本(和漢三才図会・越路紀行など)あるいは合本(日本行脚文集巻61など)とも書く。黒部川東岸の河岸段丘上に位置し,黒部峡谷の最末端の地。地名の由来は,扇状地の要の意で「合本」と称し,それに新開地の「新」が加わった(宇奈月町史)。黒部四十八が瀬は「源平盛衰記」「義経記」にも見える古くからの難所であるが,黒部川に架かる愛本橋は日本三奇橋の1つに数えられる刎橋(はねばし)で,正徳3年の「和漢三才図会」,宝暦10年の池大雅の「三岳紀行」,文政12年の十返舎一九の「方言修業金草鞋」など数多くの作品に登場する橋である(宇奈月町史)。
愛本新村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
愛本新(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7079488