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大隅町
【おおすみちょう】


(近代)明治2年~昭和41年の町名。はじめ金沢町。明治22年からは金沢市の町名。金沢城下町の北西部に位置する。町名の由来は,江戸期に加賀藩重臣八家(はつか)の1つ長大隅守家の下屋敷があったことによる。延宝年間の金沢絵図では長九郎左衛門請地と記載されており一般に新(荒)屋敷,新家中とも呼ばれていたという(古蹟志)。明治12年南広岡村の一部を編入。「皇国地誌」には「中橋町中間ヨリ南ニ入リ,徼路屈曲シテ古道ニ通ス」と記す。大正5年の戸数52・人口259。昭和41年中橋町となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7086008