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滝崎海岸
【たきざきかいがん】


滝の西浦ともいう(郷土辞彙)。羽咋(はくい)市北西部,滝町から柴垣に至る岩石海岸。延長約2.5km。眉丈(びじよう)丘陵地の西端部が日本海に迫り,円弧状の海岸線に向かって,上位(60~75m),中位(40~50m),下位(20~30m)と3段の海成段丘を形成。波打際では新第三紀礫岩層が片麻岩を主とし花崗岩脈に貫かれた大小の礫を露出,特に海岸の波浪に削られた礫は滝石として庭石などに愛用されてきたが,現在は採石禁止。微傾斜平坦面は流水に恵まれず,これを補うため,灌漑用溜池が無数に散在。階段状の山田も,現在では土地改良により豊かな田畑に一新された。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7088170