輪島崎
【わじまざき】

旧国名:能登

能登半島北部，輪島川河口の西方に位置し，北東部は日本海に面する。輪島港の出崎で，中世には「親湊」と称された。江戸期は「輪島崎湊」「輪島崎親ノ湊」とも称し，船問屋・澗改番所・灯明台が置かれて大小の船が出入りし，河井町・鳳至(ふげし)町からの物資の移出入で，奥能登屈指の重要港湾として繁栄した（能登志徴）。
【輪島崎村(近世)】　江戸期～明治４年の村名。
【輪島崎町(近代)】　明治22年～現在の町名。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7090528