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大比田
【おおひだ】


旧国名:越前

西を敦賀湾に面して位置し,東背面は山嶺が並立し,山すそは海岸にまで延びる。比田は間(あいだ)の意味で,土地では山深い谷の険しい大小の山並みが重畳した高台の場所をヒダということから,それに大の字を冠して地名になったという(敦賀旧町村地名考)。天正14年8月の西光寺本尊裏書に「大比田浦西光寺本尊」と見える(西光寺文書/敦賀市史史料編)。中世には比田浦が見え,同浦は江戸初期に本比田と大比田に分かれた。慶長3年の大比田村検地帳写(中山正弥家文書/同前)によれば,田17町3反余・畠7町9反余・屋敷4反余・塩浜1町6反余,村高372石余(塩浜年貢など小物成を除く)とあるが,横浜浦からの入作は31石余にも及ぶ。また,同年の大比田浦出作帳(同前)などによると,当浦からの出作分は横浜浦に89石余,杉津(すいづ)浦に19石余もあった。ただし,慶長国絵図には比田浦(元比田浦・大比田浦)と記され,高457石余。
大比田浦(近世)】 江戸期~明治22年の浦名。
大比田(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7091450