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東藤島村
【ひがしふじしまむら】


(近代)明治22年~昭和31年の吉田郡の自治体名。九頭竜川下流左岸の扇状地に位置する。上中・原目・間山・玄正島・島橋・藤島・林・北野上・泉田・中郷・大和田・北野下・堂島・重立の14か村が合併して成立。旧村名を継承した14大字を編成。役場を藤島に設置。明治23年芝原用水組合設立。大和小学校と上中小学校が昭和23年統合され,東藤島小学校として発足。同24年新校舎完成により移転。勝山街道には明治41年より大正初年頃まで乗合馬車が通ったが,大正3年越前電気鉄道の開通で利用者が減少したため廃止。同12年頃より京都電灯の経営でバスが開通。大正9年から同10年に電灯架設。昭和23年の福井大地震では全戸842戸のうち全壊750戸,死者70名を数えた。同28年度の主要産物のうち綛屋機業場によって生産された織物の総生産額が米に次いで第2位の額を占めた。同年の戸数759・人口4,016で,このうち農業に従事したのが501戸・2,715人と多く,その他は製造業・サービス業などである。同31年藤岡村の一部となり,当村の14大字は藤岡村の大字に継承。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7094654