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町村
【まちむら】


旧国名:越前

(近世)江戸期~明治7年の村名。越前国今立郡のうち。浅水川の左岸に位置する。はじめ幕府領,享保6年から鯖江藩領。村高は,「元禄郷帳」「天保郷帳」ともに中野を冠称し540石余。享保6年の中野八ケ邑規録帳では,家数37(高持26・水呑11)・人数150(男74・女76),道場屋敷1,氏神は稲荷大明神・観世音・帝釈天皇・毘沙門天,用水2,橋1,百姓持山2,高札場1(吉田家文書/鯖江市史)。同8年「今立郡卯郷帳」によれば,高540石余うち当水押悪作引70石余,年貢米131石余,小物成は夫米・山手・茶役・糠代・藁代・口米・口永があった(斎藤家文書/同前)。明治4年鯖江県から敦賀県に所属。同7年中野村の一部となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7095102