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藤巻
【ふじまき】


旧国名:甲斐

甲府盆地の中央東部,釜無川沖積原に位置する。地名の由来については,「国志」に富士巻とも書き,「凡ソ此ノ筋(中郡筋)広平ニシテ東南ノ方ニ富士山ノ全形ヲ視ル,本村独リ前山ノ尖リニ覆ハレ,富士ヲ不視コト数百歩,村名ノ所因」とあるが疑問。天正壬午起請文に見える藤巻孫八郎は,ほかの遠山衆16騎とともにこの地を与えられたという。
藤巻之郷(中世)】 戦国期に見える郷名。
藤巻村(近世)】 江戸期~明治8年の村名。
藤巻(近代)】 明治後期・大正期~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7098262