上平尾
【かみひらお】

旧国名:信濃
平尾山の西麓から西境を流れる湯川左岸の平地に位置する。地内には古墳が多く30基を数える。これは平尾山の岩石が利用しやすかったことにもよると思われる。中世には大井荘内の一郷に「平尾郷」が見える。依田平にいた依田為泰が大井氏の部下となってこの地に移り平尾氏となった。平尾氏の居館跡が残るほか,平尾山守芳院・平尾大社がある。平尾大社は天正3年3月平尾守芳が本願主となって建築した社で,古い安土桃山期の様式を残し,本殿は現在市文化財に指定されている。天正7年平尾守芳は平尾伊織に命じて湯川上流の松の木河原から水を揚げ,横根から平尾村に全長3,420mの水路を通じて白岩・大和田の地を開田させた(平根村誌)。
【上平尾村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【上平尾(近代)】 明治22年~現在の大字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7100155 |





