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塩崎知行所
【しおざきちぎょうしょ】


旧国名:信濃

(近世)江戸期の旗本知行所名。江戸中期から明治維新まで更級(さらしな)郡内を支配。享保15年8月上田藩主松平忠愛の弟忠容が,5,000石を分知されて成立した。所領は更級郡塩崎・今井・上氷鉋(かみひがの)・中氷鉋(分郷)の4か村。陣屋を塩崎村に置き,現地任用の代官・割番などが政務に当たった(県史)。このあと忠容は寛保3年に蔵米知行になったが,宝暦6年再び地方知行となり塩崎知行所が復活した。同12年に百姓一揆(塩崎騒動)が起きている。3代領主の忠明は蝦夷地踏査で著名。7代忠厚の明治2年3月8日版籍を奉還し,塩崎知行所は解消した(更級埴科地方誌)。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7101001