100辞書・辞典一括検索

JLogos

15

中之条
【なかのじょう】


旧国名:信濃

千曲川中流左岸に位置する。地内には,柳堂遺跡・六工遺跡・金敷田遺跡・大畑遺跡・三反田遺跡が東から西に分布し,弥生後期の箱清水式土器などを出土した。古代東山道が当地で千曲川を渡り,対岸の日理駅に通じていたと考えられる。千曲川の氾濫原で,しばしば水害をうけた。当地はもと現在地より北側に位置していたが,寛永・元禄・寛保などの水害で流失し,柳堂・四ツ谷・六工の東側に移ったともいう(県町村誌)。左岸沿いに上流から上ノ条・中之条・下ノ条の地名があり,その中央にあたる。対岸の諏訪部とは架橋されたり,渡し船が設置されていた。
中条郷(中世)】 戦国期に見える郷名。
中之条村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
中之条(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7102320