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沖之町村
【おきのまちむら】


旧国名:飛騨

(近世)江戸期~明治8年の村名。飛騨国吉城(よしき)郡小島郷のうち。古川盆地のほぼ中央,宮川右岸にあり,背後に安峰山が控える。地名の由来は,中世小島城の城下町であったことによるという。古くは杉崎村の枝村であった(後風土記)。天正14年より金森氏領,元禄5年より幕府領。元禄検地の村高は78石余,反別8町5反余。安永検地では村高80石余。「天保郷帳」80石余。物産は米58石・ヒエ6石・桑3,500貫・小マユ120貫・大マユ25貫・藍15貫など。社寺はなし(後風土記・国中案内)。明治8年行真(ゆきざね)村と合併,古川町沼町の一部となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7105051