角川日本地名大辞典 中部地方 静岡県 36 今宿【いまじゅく】 旧国名:駿河 (中世)鎌倉期に見える宿名。駿河(するが)国志太(しだ)郡のうち。東海道の宿場。建長元年7月22日の関東下知状に「久遠寿量院領駿河国宇津谷郷今宿」と見え(尊経閣所蔵宝菩提院文書/鎌遺7093),当地の傀儡が領主の久遠寿量院を相手どって,旅人雑事用途の免除などにつき鎌倉幕府に訴えている。宇津谷郷に属したことから,現在の静岡市大字宇津ノ谷の周辺に比定されるが,詳細は不明。 KADOKAWA「角川日本地名大辞典」JLogosID : 7109906