東名高速道路
【とうめいこうそくどうろ】

正式には高速自動車国道東海自動車道という。東京都世田谷区の首都高速道路の接続点から,愛知県小牧市の名神高速につながる小牧インターチェンジまでの364.7km。県内延長は186.2km。昭和35年国土開発幹線自動車道建設法に基づき,日本道路公団が建設着手,総工費3,425億円を投じ,昭和43年東京~厚木間,富士~静岡間,岡崎~小牧間の3区間が開通。翌44年静岡~岡崎間,厚木~松田間,御殿場~富士間が相次いで開通し,同年5月松田~御殿場間の完成で全通した。東京~厚木間が6車線のほか,全区間4車線で,交差はすべて立体交差の自動車専用道路。インターチェンジは,昭和56年に秦野中井が追加されて24か所,うち県内は御殿場・沼津・富士・清水・静岡・焼津・吉田・菊川・袋井・浜松・浜松西・三ケ日(みつかび)の12か所。サービスエリアは6か所,うち県内は足柄・富士川・牧の原・浜名湖の4か所。パーキングエリアは16か所,うち県内は8か所。バスストップは51か所,うち県内は小山・駒門・裾野・原・中里・松岡・富士川・蒲原・興津・日本平・焼津西・大井川・牧之原・掛川・岡津・磐田(いわた)・浜松北・舘山寺・三ケ日の19か所。県内区間には,最長橋の天竜川橋(1,071m)をはじめ300m以上の橋が13か所,最長トンネルの日本坂トンネル(2,045m)を含めて500m以上のトンネルが6か所ある。高速道路の開通で,国道1号の激増する交通量は緩和され,産業および観光道路としての役割を果たしている。利用自動車台数は,月平均320万台(昭和45年調べ)で,その70%が県内12か所のインターチェンジを利用している。県内区間における通行量の最も多い区間が,静岡~焼津間の9万2,000台,逆に最も少ない区間は,御殿場~菊川区間の261台(いずれも昭和45年1月の数値)である。インターチェンジ別にみても,静岡が出入とも最も多く,反対に菊川は両方とも最も少ない。国道1号のバイパス的傾向が強い区間は,交通渋滞地区である薩埵(さつた)峠や宇津ノ谷(うつのや)峠を迂回できる富士~清水間・静岡~焼津間となっている。起点で首都高速道路と結ばれ,終点で名神高速道路さらに中国自動車道と直結され,わが国の道路交通の大動脈として,国内経済と産業の発展に大きく貢献している。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7112868 |





