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橋本
【はしもと】


旧国名:遠江

橋下とも書く。浜名湖の南西,浜名川流域に位置する。地名は当地が浜名湖口の浜名川に架けられた浜名橋のたもとに開けたことによる。浜名橋は古く「三代実録」「帝王編年記」にも見え,貞観4年に修造され,その後流失したため,元慶8年に遠江(とおとうみ)国の正税1万2,630束を費やして改築された(扶桑略記,元慶8年9月1日条)。当時は長さ56丈・幅1丈3尺・高さ1丈6尺の橋であった。黒木でつくられたため一名黒木橋ともいわれている。「更級日記」に「浜名の橋,下りし時は黒木を渡したりし,このたびは跡だに見えねば,舟にて渡る」とあるように,古来たびたび流失・修復をくり返し,永正7年8月27日に最終的に流失して以後再建されなかった。当地は浜名橋と砂州に生い茂る松原の光景によって,中世における東海道の名勝であった。
橋本(中世)】 平安末期から見える地名。
橋本郷(近世)】 江戸期の郷名。
橋本村(近世)】 江戸期~明治9年の村名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7113546