七ツ寺
【ななつでら】
旧国名:尾張
大江川下流左岸,福田川(大助川)右岸に位置する。地名の由来は,「地名考」に「寺七ツ集へるの古言也」とある。なお,貞治5年以前のものと推定される吉松保下地中分地頭方坪付注文(妙興寺文書/大日料7‐2)に「長福寺〈号七寺〉」や永和2年2月27日付海東中荘内領家方押妨注文(久我家文書1)に「七寺西」とある七寺は,もとこの地にあった長福寺をさす。
【七寺郷(中世)】 戦国期に見える郷名。
【七ツ寺村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【七ツ寺(近代)】 明治22年~昭和33年の大字名。
【七ツ寺町(近代)】 昭和33年~現在の稲沢市の町名。
| KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7121382 |