100辞書・辞典一括検索

JLogos

33

中別保
【なかべっぽ】


旧国名:伊勢

田中川下流域右岸の低地に位置し,東は伊勢湾に面する。地名の由来は,北に大別保,西に別保上野があり,その中間に位置することにちなむ(勢陽五鈴遺響)。もとは大別保に含まれていたが,中世に分離,中別保が成立したというが,中世史料には単に「別保」と見える。別保の地は,伊勢平氏と関係が深く,「古今著聞集」に平忠盛が別保へ来た時,人魚を献上されたとある。天正年間には尾張から織田信包を慕い,古市正賢・正種の家臣,古市長左衛門・野崎清次郎・丹羽平右衛門・篠木九左衛門・稲垣銀蔵・阪惣兵衛がこの地に来住したという。また一説によると,平家の落武者が海から見えた追手松を目当てに上陸し,「北条」の地に住みつき,当時約30戸あったと伝えられている(河芸町郷土史)。
中別保村(近世)】 江戸期~明治8年の村名。
中別保(近代)】 昭和29年~現在の河芸【かわげ】町の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7128276