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躰光寺
【たいこうじ】


旧国名:近江

愛知(えち)川下流域南方に位置し,南に繖(きぬがさ)山を展望する。中世に栄えた天台宗躰光寺の門前村であったことから,そのまま地名となる(木間攫)。地域内の国領と称する字は天武天皇の孫,川内王の邸址と伝える(神崎郡志稿)。天福2年の「滋源所領注文」に見え,青蓮院門跡領で「所当二百石 召物十石」とある(鎌遺4687)。文明4年7月の「室町幕府奉行人奉書」は,多賀高忠に躰光寺ほかの青蓮院門跡領の安堵を命じている(華頂要略)。
躰光寺村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
躰光寺(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7133334