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香河
【かご】


旧国名:丹後

野田川の支流香河川の上流部に位置する。地名の由来は,「和名抄」の神戸郷が,川が香気を発したことから香河に転訛したものという。「丹哥府志」によれば,往古,石川村辺で山川の水が香気を発していたが,その源は10歳程の少女で,彼女はやがて皇妃となった。「元亨釈書」巻18に見える淳和天皇次妃で丹州余佐郷の人という如意尼がこの少女で,彼女はのち故郷の当地に帰り善法寺を建立,同寺は江戸期にはすでに廃寺となっていたが,その自ら彫刻した観世音菩薩は石川村神宮寺にあるという。地内には2基の陣取古墳や山崎玄蕃の居城と伝える香河城址があり,寺社は奥香河に元中元年開山の臨済宗香河山慈雲寺,大迫に大山津見命を祀る山添神社,大河辺に大市比売命を祀る一之坂神社,堂ケ谷に奥津比古命を祀る三谷神社がある。
香河村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
香河(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7138059