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足袋屋町
【たびやちょう】


旧国名:山城

(近世~近代)江戸期~現在の町名。綾小路通寺町西入の町。江戸初期より現町名でよばれているが,寛永14年洛中絵図には「足皮屋(たがや)町」と記す。町名は,天正末の当町住人であった笹屋太右衛門が初めて黄紅染の足袋を製造したことによるといわれ(府地誌),江戸初期には多くの木綿足袋の職人が居住していた(京雀・京羽二重)。江戸期の町政は,慶安2年・寛文5年・元禄10年・明和6年の町式目に基づいて運営され,人数は天保5年男69・女74,安政5年男75・女77,元治元年には男64・女62(東南家文書)。江戸期は巽組の四五間組,明治2年の町組改正より下京(しもぎよう)11番組,同5年第13区と改称,同25年第13学区に編成。明治12年下京区足袋屋町,同22年京都市下京区足袋屋町となり現在に至る。人口増減率(昭和40~50年)38.9%減。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7142366