市庭
【いちにわ】

旧国名:摂津
武庫(むこ)平野南東部,左門殿川右岸に位置する。正和4年の大覚寺絵図によれば,大覚寺正面の東側は門前の大道(江戸期の中国街道),在家・湯屋・庵室,その東側に2か所の公方地などがあり,これらの一画がのちの市庭町の町域であった。地名は,同寺門前の南の広場が市のたつ「市庭」であったことにちなむ。大道と大物川とが交わる場所には,のちの大物橋の前身に相当する橋が架けられている。橋詰には「市神」が祀られていた。定期市から常設店舗の町屋が並ぶ活気ある町場へと発展した。
【市庭(中世)】 室町期から見える地名。
【市庭町(近世)】 江戸期~明治10年頃の町名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7155602 |





