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小八田村
【おばたむら】


旧国名:丹波

(中世)室町期に見える村名。丹波国多紀郡のうち。篠山(ささやま)盆地の西端部。応永31年12月23日の大沢荘内八田村段銭納状に「岩蔵寺領丹波国大沢庄内少八田村田数拾弐町五段廿五代分」として篠村八幡宮段銭10貫40文を納めたとあり,文安2年9月24日にも岩蔵寺真性院領の大沢荘内小八田村から内宮役夫工米6貫275文を納め,その後も享徳元年に要脚段銭12貫550文を納めている(大覚寺文書)。この小八田村は江戸初期の大沢村1,003石余に中野村・新町・坂戸村とともに小畑村として含まれていた。のちの大沢新村の古名で,現在の篠山市大沢新に比定される。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7156786