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杉原谷村
【すぎはらだにむら】


(近代)明治22年~昭和29年の多可郡の自治体名。大河・大箸・門三原・杉部・清島の5か村が合併して成立。旧村名を継承した5大字を編成。加古川の支流杉原川の上流域。11世紀にこの地が藤原摂関家領椙原荘となり,地形の面から杉原谷ともいい,貫流する川を杉原川と呼んだ。大正12年大河が轟・西山・山口・丹治,大箸が大袋・箸荷(はせがい)・観音寺・中島新村,門三原が門村・三谷・市原,杉部が奥豊部・杉原,清島が清水・鳥羽(とりま)・山寄上となり,16大字となる。昭和3年中島新村が箸荷に編入され,15大字となる。戸数・人口は,明治24年774,男1,962・女1,819,同42年878・4,492。世帯数・人口は,大正14年895・4,226,昭和29年885・4,511。役場は,はじめ西山に置かれたが,明治31年県道開通に伴い改築,のち昭和10年にも改築され,同30年加美村役場支所となった。同30年1月1日加美村の一部となり,15大字は同村の大字に継承。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7159805