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室ノ内
【むろのうち】


(近代)大正10年頃~昭和60年の地名。昭和25年からは住吉町を冠称。はじめ住吉村,昭和25年からは神戸市東灘区の地名。もとは住吉村の一部。地名の由来には,古く兎原郡の郡衙の所在地であったことによる説(神戸の町名物語),もと本住吉神社の社家のあった所で神酒の醸造をした所であることによる説(住吉村誌)の2説がある。永禄12年12月日付山路荘公事銭取納帳に住吉村分として「むろかノ田」「むろか内」と記すのは当所を指すとみられる(今西家文書/豊中市史史料編2)。江戸期の天明年間の古図にも認められる(住吉村誌)。昭和55年の世帯数128・人口360。同60年住吉本町1~3丁目となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7164328