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観音寺
【かんのんじ】


旧国名:大和

佐保川と秋篠川の合流点付近に位置する。入唐僧知通により建立されたと伝承される観世音寺にちなむ地名(僧綱補任抄出天武天皇2年条・斉明紀4年7月是月条)。天平10年「観世音寺」に対して食封100戸が5年を限って与えられたとある(続紀天平10年3月辛未条)。また同寺には知通によって招来されたと推定される多数の経典類があり,しばしば借り出されている(正倉院文書年欠一切経所解案倒書案文・天平10年6月9日某寺三綱牒・天平20年5月27日経疏奉請帳/大日古編年15・7・10)。「今昔物語」巻11第5話に「神叡ガ夢ニ,貴キ人来テ告テ曰ク,此ノ国添下ノ郡ニ観世音寺ト云フ寺ノ塔ノ心柱ノ中ニ,大乗法苑林章ト云フ七巻ノ書ヲ納タリ」と見える。
観音寺(中世)】 室町期から見える地名。
観音寺村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
観音寺(近代)】 明治22年~昭和30年の大字名。
観音寺町(近代)】 昭和30年~現在の大和郡山市の町名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7166415