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別所
【べっしょ】


旧国名:大和

打滝川上流域に位置する。地名は,本郷に対して別にできた在所という意。寛文元年に当集落を退散した藤原氏人別所半右衛門正久が書き残した覚書には,別所氏の始祖は山田庄(現天理市)主の次男とあり,別所は山田から分かれたという伝えがある。また近世の記録には「水間ケ別所」という記録があり,地勢からしても川下の水間(みま)村から分かれたとみられる(東山村史)。永禄10年の「別所郷ヲサメ帳」は別所対馬守宗久藤千代によって作成されたものと考えられ,田畠の字名や地子米の石盛,作人名などが列記された土地台帳でもある。これによると杣ノ川(現奈良市)フチワカ(藤若か)の入作を除いて25人の作人名が記されている。別所城跡は今川上流の字シロンダイ(城台)にあり,土塁・空堀・井戸跡を残す。「国民郷士記」には「別所平城,別所監物」とある。
別所村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
別所(近代)】 明治22年~昭和32年の大字名。
別所町(近代)】 昭和32年~現在の奈良市の町名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7169327