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佐部城
【さべじょう】


佐目城・秀田城ともいう。中世の山城。東牟婁(ひがしむろ)郡古座(こざ)町上田原に所在。標高132mの山頂に築かれている。天正7年,堀内氏の将椎橋新左衛門の築城説が有力。元亀年間に小山石見守が居城(名所図会)。また田村半之丞の築城説(続風土記)もあり,半之丞は藤原秀政とともに築いたので秀田城の名が出たという(古座町の文化財)。天正8年2月,古座の高川原氏が当城を攻め,小山・安宅・山本・目良・脇田の各豪族も同調して,堀内氏の北進を防ごうと当城を囲んだ。天正11年6月26日,落城。城山は東西47m,南北15mで,周囲に土塁を残す。東の尾根を下った地に方形の曲輪があり,石垣が残る。当城の南方約1km(字片田)に,高川原氏が当城攻略時に布陣した岩屋城跡の山があるが,山頂に平地があるのみで,遺構は確認されていない。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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