那智勝浦町
【なちかつうらちょう】

(近代)昭和30年~現在の東牟婁(ひがしむろ)郡の自治体名。北部には烏帽子山・大雲取山・峰山が連なり,同地を源とする那智川・太田川が南東流し,熊野灘に注ぐ。那智町・勝浦町・色川村・宇久井村の2町2か村が合併して成立。勝浦町は大字勝浦となり,他の合併各町村の21大字に加えて,合計22大字を編成。昭和31年勝浦の一部が築地1~5丁目,市野々の一部が那智山となる。同35年下里町・太田村を合併。また,勝浦から同43年北浜1~3丁目,同48年築地7~8丁目,天満から同50年天満1丁目,朝日1~4丁目が新起立し,現在15町38大字を数える。世帯数・人口は,昭和35年6,206・2万5,775,同50年7,436・2万3,596。漁業経営体数は,昭和38年403,同48年338(漁業センサス)。昭和45年の農業耕地面積656haうち田538ha・樹園地79ha・畑38ha,総農家数1,330戸うち専業農家158戸・林業兼業17戸・漁業兼業4戸(世界農林業センサス)。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7172777 |





