100辞書・辞典一括検索

JLogos

42

本宮
【ほんぐう】


旧国名:紀伊

熊野川中流右岸に位置する。地名は本宮大社によるもので,古くは音無の里と称した。「続風土記」には「社家村中に住し村中大半皆神宮に奉事する家にして自市街をなし岩田町本町新町鳥居地上町等の名あり皆往還一条の町なり総て九町半なり此村古は音無ノ里といふ音無川村中を流れて村居川に傍ふ」と記されている。「水鏡」には崇神天皇65年本宮創始とあり,以後熊野三山の1つとして朝廷から武士,庶民に至るまで広く尊崇を集め,「蟻の熊野詣で」といわれるほど参詣者がひきも切らなかったという。本宮大社例祭の御竈木神事は県無形民俗文化財に,家津御子大神坐像・木造速玉大神坐像・夫須美大神坐像附木造天照大神坐像は国の重要文化財に指定されている。熊野川を隔てた対岸は,大黒島,あるいは備の里といい,古来修験道の行所であり宿舎もあった。武蔵坊弁慶もこの地で育ったとする伝承がある(寛文記・謡古抄)。
本宮(中世)】 室町期から見える地名。
本宮村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
本宮村(近代)】 明治22年~昭和31年の東牟婁郡の自治体名。
本宮町(近代)】 昭和31年~現在の東牟婁郡の自治体名。
本宮(近代)】 昭和31年~現在の本宮町の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7173510