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菅野村
【すがのそん】


(近代)明治22~42年の自治体名。はじめ八東(はつとう)郡,明治29年からは八頭(やず)郡に所属。大炊(おおい)・岸野・糸白見(いとしろみ)・根安・不香田(ふこうだ)・長砂・湯原・淵見・茗荷谷(みようがだに)・舂米(つくよね)の10か村が合併して成立。旧村名を継承した10大字を編成。村役場は大炊に設置された。氷ノ山西麓,八東川とその支流の舂米川・糸白見川の流域の山間に位置する。村名は,兵庫県との県境にある須賀ノ山にちなむものといわれる。明治22年菅野村成立と同時に菅野村・池田村組合村を結成したが,同24年6月に分離独立した。同年の戸数270・人口1,568,同29年の戸数266・人口1,604,諸職人として医師1・大工2・杣15・木挽40・人夫426,同41年の戸数266・人口1,736(菅野村統計書)。特産物として,繭・木炭・木材・小豆などがあった。同42年若桜(わかさ)町の一部となり,村制時の10大字は同町の大字に継承。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7175692