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円城
【えんじょう】


旧国名:備前

旭川の支流宇甘(うかい)川と同豊岡川(恩木川)に挟まれた吉備高原の浸食小起伏面上に位置する。地名は,弘安6年蓮信法印が本宮山から天台宗正法寺を当地に移し,地内の中心寺院として発達した天台宗円城寺の名にちなむと伝える。地内には,円城寺山内塔中14か坊のうち,福蔵坊(現地蔵院)・松本坊(現医王院)が現存するほか,鎮守提婆宮がある。また円城寺には円城狐の伝説がある。
円城村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
円城村(近代)】 明治37年~昭和30年の御津郡の自治体名。
円城(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7182483