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神田村
【こうだむら】


旧国名:美作

(近世)江戸期~明治5年の村名。美作国英田(あいだ)郡のうち。吉野川支流河会川下流右岸に位置する。文明14年8月10日の檀那村書注文(肥塚家文書)に見える「神田之新右衛門尉」は当地の檀那と推定される。宇喜多氏,小早川氏の支配を経て,慶長8年津山藩領,元禄10年幕府領,享保15年大坂城代土岐氏領,寛保2年からは上野沼田藩領。村高は,「正保郷帳」116石余,「美作鬢鏡」「東作誌」「天保郷帳」「美作鏡」「旧高旧領」ともに175石余。「東作誌」によれば,下分と上分中磯との2つに分けて記され,上分中磯は田12石余・畑29石余・新田8石余,下分は田50石余・畑37石余・新田19石余,家数49・人数232,神社は滝権現など,堂は観音堂・薬師堂など,井堰1。明治4年沼田県を経て,北条県に所属。同5年真神村の一部となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7183656