100辞書・辞典一括検索

JLogos

36

滝尾村
【たきおそん】


(近代)明治22年~昭和29年の自治体名。はじめ勝北郡,明治33年からは勝田郡に所属。吉井川支流加茂川が中国山地から津山盆地へ出る直前の谷筋の左岸に位置する。津川原・妙原・堀坂の3か村が合併して成立。旧村名を継承した3大字を編成。村名は堀坂にある西法寺の山号にちなむ。役場を堀坂に置く。明治22年の戸数230・人口1,140。同24年の戸数224,人口は男600・女583,水車場3。当村は成立当時から加茂川筋を伝って苫田郡と関係深く,同26年神庭(かんば)村と組合立清泉尋常小学校を神庭村綾部に置き,昭和7年には国鉄因美線が村内を開通して,津山とも直結した。同23年村青年団により苫田郡編入を希望する陳情書が村会へ出された。同年当村は苫田郡下の3村との学校組合立の鴨川中学校(高野本郷)・白鷺高校(高野村字野)の設立に参加。世帯数・人口は,大正9年274・1,214,昭和25年365・1,815,同29年360・1,796。同年津山市の一部となり,津川原は三浦と改称し,他の2大字とともに同市の大字に継承。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7184798