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中川①
【なかがわ】


旧国名:備前

芥子山の南西麓,百間川中流域に位置する。古くは旭川の一支流が東流して,海に注ぐ河口付近にあたると考えられる。地名の由来は,近世のはじめ地先に中川新田が開発された以降も,潮川が入り込み,このような地形から起こったと考えられる(岡山地名辞典)。5世紀後半と思われる南浦古墳,塩見塚古墳群がある。字に一の坪・三の坪・十坪などがあり,条里制の遺構をとどめている。「可知郷土史」では文和3年12月9日の後光厳天皇綸旨(泉涌寺勧進䟽)に見える「可知郷内荒野」を当地付近に比定しており,また文明8年霜月15日の柘植経光・長原盛重連署屋敷畠沽券(本蓮寺文書/県古文書集2)に見える「可知郷内唐臼里拾坪」を当地に比定する説もある。明禅寺合戦の後,天正17年正木大膳正康が入城したと伝える正木城があり,落城哀話「笄の井戸」の伝説が残る。
中川村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
中川(近代)】 明治22年~昭和47年の大字名。
中川町(近代)】 昭和47年~現在の岡山市の町名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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