100辞書・辞典一括検索

JLogos

52

津名村
【つなむら】


(近代)明治22年~昭和30年の世羅郡の自治体名。津口川(美波羅川)支流域。敷名・上津田・下津田・長田の4か村が合併して成立。旧村名を継承した4大字を編成。村名は旧村名の折衷による。役場は上津田に置かれた。戸数・人口は,明治24年768・3,460,同31年757・3,808(男1,969・女1,839),大正4年725・4,354(男2,235・女2,119),世帯数・人口は,同9年743・3,596,同14年736・3,624。明治42年津名村産業組合を組合員数624・出資金7,420円で設立する。同44年蚕業奨励のため講習会を実施する。大正2年には臨時の家畜市場を設ける。同9年の田494町5反・畑72町7反,屋敷地26町6反,同14年の田512町2反余・畑73町4反余・屋敷地30町1反余(世羅郡誌)。大正13年農事作業の共同経営を推し進めるために共同作業組合を設立する。同年備後世羅畳表組合の津名村支部を設置した。同年春以来雨がなく3町5反余の稲作に大きな被害を受ける。同14年の村有林9反,同15年の村基本財産8,816円を保有。昭和30年世羅西町上津田・下津田・長田,三和(みわ)町敷名となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7189808