亀鶴公園
【きかくこうえん】
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大川郡長尾町名の亀鶴にある県立公園。昭和24年指定。面積33ha。東讃随一の桜の名所。元郷社宇佐神社と宮池(八幡池)を中心とした丘陵地一帯を指す。西方に鶴が飛ぶ姿を連想させる鶴が山,その東方に紺青の水をたたえた宮池,池の中央に亀島がある。この亀島と神社を結ぶ幅20m,長さ500m余の堤は,明治40年から4年間で郷土の代議士小西和翁が観光資源として植えた桜のトンネルが有名である。現在はツツジ・キリシマ・フジなどが桜に加わり,趣を添えている。亀島は1.9haあり,関西でもまれな原始林的な林相をもつ森林植物見本林として県から昭和6年指定を受け,その樹種は200有余にも及ぶ。風景は,四季折々の興趣に富み,行楽客の人気を得ている。大正2年讃岐十景に指定された。
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![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7198322 |