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詫間浜
【たくまはま】


三豊郡詫間町,荘内半島の東側,三野津湾の南部に築造された塩田。元禄15年に,丸亀藩の直営として,約8haの工事に着手され,翌16年完成した。直接の築造者は,普請奉行中野四郎兵衛光忠で,詫間古浜と呼ばれている。その後,天保7年に,新しい塩田の築造が始まり,同14年に約45haの新浜が完工したが,これが詫間新浜である。新旧両詫間浜は,丸亀藩の直営塩田として,経営されてきたが,明治期に地元の松田英右衛門ら10数名に払い下げられた。大正14年1月10日に,松田三徳所有の塩田(26.5ha)を中心に,松田塩田株式会社(資本金40万円)が設立された。明治の前半は地主直営,後半からは小作請負制であったが,昭和13年7月から,採鹹・煎熬を会社直営とし,同25年12月に,詫間合同製塩株式会社に鹹水の譲渡を開始し,自家煎熬を廃止した。同27年から同32年にかけて,流下式に転換したが,同34年には第3次塩業整備で一部塩田(0.93ha)を廃止。同47年1月,第4次塩業整備により,塩田および製塩を廃止した。廃止時の所有権者と面積は,松田塩田27ha・片岡塩業組合14ha。跡地の転用面積は54.1ha。隣接の松崎沖浜の26.7haと合わせて,ゴルフ場を造成し,詫間カントリークラブとして営業。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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