釣島海峡
【つりしまかいきょう】

釣島水道ともいう。松山市興居(ごご)島と温泉(おんせん)郡中島町睦月(むづき)島との間の海峡。東の斎(いつき)灘から伊予灘に抜ける。最高潮流は東へ3ノット,西へ3.75ノット,幅は3km,水深は50~60mの所が多く,海峡の最深部は137mで,関門と阪神間の巨船の通るコース。興居島・睦月島を結ぶ海底ケーブルも最深部を通る。海峡西側出口の南部に釣島があり,明治6年,瀬戸内海で4番目にイギリス人によって築かれた灯台がある。睦月島や興居島・釣島にはミカン・伊予柑など果樹栽培が盛んである。興居島と忽那七島は瀬戸内海国立公園になっている。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7202195 |





