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あしずり港
【あしずりこう】


土佐清水市の市街地西側にある地方港湾。越湾に新設された港湾で,尾浦崎を挟んで清水港と隣接する。湾の東部には清水漁協越地区の漁港がある。この地域が昭和47年10月足摺宇和海国立公園の指定を受け,同49年5月14日港湾区域が設定され,同51年1月から,あしずり港建設に着手した。開港の目的は,あしずり港を四国南西地域の海の表玄関とし,本州・九州の大消費地をもつ経済圏と直結させて,農・漁業生産物の販路拡大と価格の安定を図るとともに,フェリー利用による観光客の増大と観光関連産業の振興を図るとされている。あしずり港の建設は越湾開発計画の第1次事業であり,第2,第3の事業として越湾などの一部,32万m(^2)を埋め立て,流通センターや観光基地建設などの事業が予定されている。施設は水深7.5m,岸壁延長340m,バース数3で,昭和57年11月20日から,あしずり―甲浦(東洋町)―神戸(兵庫県)間にフェリーが就航した。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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