佐賀漁港
【さがぎょこう】
幡多郡佐賀町にある第2種漁港。伊与木川河口に位置する。慶安年間,土佐藩の許可を受けて尾池正次が始めた,土佐藩捕鯨の基地の1つとして知られ,北東方の漁礁を中心にカツオ漁やブリ定置網漁が盛んであった。現在は沿岸カツオ一本釣り・旋網漁によるカツオ・イワシの漁獲が中心で,近海カツオ漁船は三陸沖・伊豆沖まで出漁する。河口に位置し前面に鹿島があるため,航路の閉塞が多いことや加工施設・冷凍施設の整備の遅れが課題となっている。
| KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7205809 |