清水漁港
【しみずぎょこう】

土佐清水市にある第３種漁港。昭和27年４月７日指定。地方港湾の清水港との共用。近海に好漁場を控え，天然の良港でもある。当漁港は，３～15ｔ級の一本釣りの漁船約200隻が常時在港して足摺(あしずり)近海でメジカ引縄，立縄，カツオ・マグロ類引縄などを漁期に応じ，組み合わせて操業している。メジカや引縄の盛漁期には県下一円や遠く県外からも出漁してくる３～10ｔ級沿岸漁船や59～69t型カツオ大型船，19ｔ型近海マグロ延縄漁船などの根拠地として，また荒天時の避難港として重要である。カツオ漁主体の越・養老・中ノ浜・大浜・松尾・足摺に支所をもつ清水漁協の本部があり，市内総水揚高の３分の２を占める。カツオ・メジカを主に，サバ・イカなどの水揚げが多い。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7206000