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仙頭
【せんどう】


旧国名:土佐

物部川最上流(槙山川)流域の山間部に位置する。地名の由来は専当にちなみ,専当は大忍(おおさと)荘の荘官の1つ,政所(在地)よりはるかに下位にあって,百姓名のなかの有力なものが補任されたらしい。この荘官専当職が没落するのは永正末年から天文20年頃ともいわれるが(大忍庄の研究),槙山専当職は在地給人として生きのび,江戸期にも名本として勢力を保っていた。
専当ノ村(中世)】 織豊期に見える村名。
仙頭村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
仙頭(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7206384