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織幡神社
【おりはたじんじゃ】


宗像郡玄海町鐘崎にある神社。延喜式内社。旧県社。祭神は武内大臣・住吉大神・志賀大神。織幡の由来は,宗像大菩薩御縁起(神道大系神社編宗像)に見える,神功皇后の新羅出兵の際,従軍した宗像大神の御手長(竹竿)に,武内大臣が赤白2流の旗を織って付けたことによる。当社は異賊襲来の海路を守護するため海浜に位置するといい,創祀の時期は不明であるが,鐘崎周辺の海人の氏神であったとすれば,かなり古くまでさかのぼれるであろう。今日でもこの一帯の漁民からシキハン様と音読みで呼ばれ親しまれている。神階は嘉祥3年7月に従五位下(文徳実録),貞観元年正月に従五位上(三代実録),元慶元年12月に正五位下(同前)に至っている。「延喜式」神名帳の筑前国宗像郡に「織幡神社〈名神大〉」と見える。古代・中世の状況はほとんど知られないが,文永2年8月9日の太政官符(鎮国寺文書/鎌遺9326)によれば,本地仏として,伝教大師作と伝える如意輪観音が祀られていた。また宗像五社の1つとして,郡内では宗像大社の三宮につぐ有力な神社であったらしい。拝殿東側には,武内宿禰が沓をぬいで昇天した所という沓塚がある。祭祀は昭和18年まで代々,壱岐真根子の子孫という壱岐氏があたってきた。当社の鎮座する鐘御崎と佐尾形山は,歌枕としてしばしば古歌に歌われている。例祭は4月16日,10月9日。




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「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7209947