行事
【ぎょうじ】

旧国名:豊前
慶長年間以前は行司・神司とも書いた(行事貴船神社記)。行橋平野を東流する長峡(ながお)川の最下流の左岸と小波瀬川の最下流右岸の間の沖積地に位置する。長峡川は江戸期には,大橋川とか行事川と呼ばれた。地名の由来は,「草野八幡宮あり,蓋其神領にして,行司菅治の邑なりければ此名起る」といい(地名辞書),「豊前国志」では「艸野津は今海岸を去る十町余なれど,正八幡宮ありて,其昔は江海の中に見ゆ,行司の市町も,旧草野の枝郷なりしが,今繁昌の地と為る,是も古は海中なりと云ふ」とある。長峡川に住むお染カッパと草野の与左衛門キツネが恋をしたが,異体同士で結ばれず悲しく別れたという伝説が残り,毎年9月1日と2日に,貴船神社で,風を鎮め害虫を防ぎ,豊作を祈る風鎮祭が行われる。
【行事村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【行事(近代)】 明治22年~昭和58年の大字名。
【行事(近代)】 昭和56年~現在の行橋市の町名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7210713 |





