白糸ノ滝
【しらいとのたき】
田川郡赤池町上野(あがの)にある滝。遠賀(おんが)川水系彦山川の支流,福智川の源流部に位置する上野峡にかかる。高さ約20m,幅7m。虎尾桜や周囲の巨岩とともに上野峡の中心景観をなす。江戸期まで梵音(ぼんおん)の滝とも呼ばれ(赤池町史),観音像が祀られている。白鳳期にはこの滝で名僧たちが修行したといわれ,修験道の開山とされる役小角も滝入りしたとの伝説がある(同前)。福智山・鷹取山への登山口にあたる。
| KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7211874 |