本郷
【ほんごう】

旧国名:筑後
矢部川下流域,同川から沖端川が分流する地点の平野部に位置する。地名はこの地域の中心村落の意で,当村から分かれ出た子村が沖端川右岸北方に本郷作出の地名である。九品寺宝塔は豊石和尚の供養塔と伝えられるが鎌倉期の作と考えられ,同境内には天文8年銘の自然石梵字板碑もある(九州の石塔)。本郷城は天文12年竜造寺侵入の際,山下城主蒲池鑑広に味方する壇大炊助が拠った城で,その子孫は当村の大庄屋となる。松原堰の創築年代は不明だが,江戸期以前からあったと思われる。灌漑地域は矢部川西方の沖端川筋。井堰の全長191mで,従来は割岩掻立堰。
【本郷(中世)】 戦国期に見える地名。
【本郷村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【本郷村(近代)】 明治22~39年の山門郡の自治体名。
【本郷(近代)】 明治22年~現在の大字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7214632 |





